この記事は主に30代以降の男性ダンサーをターゲットにして解説しています。
ダンススタジオやレッスンで踊るためにダンサーっぽい格好をしてみたけど
「ダンスレッスンの格好がなんか子供っぽく見える」
「若作りしてるように感じる」
「ダンスの衣装がなんかシックリこない」
なんて悩んでいませんか?
それ、『ドレス感不足』が原因ですよ。
ダンスの服装が子供っぽく見える原因はドレス感不足
僕もそうでしたが大人、特に成人男性の中にはダンスの服装で悩んでる人も多いはず。
何を着てもシックリこないと言うか子供っぽくなってしまうんですよね。
結論から言うと、ダンスの服装が子供っぽく見えるのはドレス感とカジュアル感のバランスが崩れているからです。
派手な色やデザインのトップス、スソがダボ付いてるパンツ、ボリュームのあるシューズ、全体的にオーバーサイズでルーズなシルエット…
あなたも思い当たる節はありませんか?
ダンサーがやりがちなこれらの格好はカジュアル感が強過ぎるうえにドレス感が皆無なので、成人男性が着るとどうしても子供っぽい印象になってしまいます。
それでは子供っぽく見える原因を解決するために、まずはコーディネートの基本となる『ドレス感』と『カジュアル感』について理解しましょう!
ファッションのドレス感とカジュアル感
ファッションアイテムは基本的に『ドレス感の強いアイテム』と『カジュアル感の強いアイテム』の2種類に分けられます。
全身のコーディネートにドレス感の強いアイテムが多くなるほど大人っぽい印象に、逆にカジュアル感の強いアイテムが多くなるほど子供っぽい印象になります。
どちらも100%に寄ってしまうと違和感が出るため、この2つのテイストのバランス取りながらコーディネートすることがファッションの大前提となります。
ドレス感の強いアイテム例
- アイテム…スラックス・ブラウス・ジャケット・革靴など、ビジネスシーンやフォーマルなパーティーでも使用できるアイテム
- カラー…モノトーンやダークトーンといった重い色
- サイズ…生地にダボ付きのないタイトなシルエット
- 雰囲気…大人っぽい落ち着いた雰囲気
カジュアル感の強いアイテム例
- アイテム…スウェットパンツ・ブルージーンズ・トレーナー・Tシャツ・スニーカーなどアメカジテイストなアイテム
- カラー…ビビッドトーンのような派手でハッキリした色。またネルシャツのようなチェック柄や多色使いのデザインも多い。
- サイズ…身体のラインを隠すようなオーバーシルエット
- 雰囲気…子供っぽいエネルギッシュな雰囲気
ダンサーの服装が子供っぽくなる理由
カジュアル感の強いアイテムだけでコーディネートすると子供っぽい印象になってしまうのですが、ダンサーは動きやすさ重視のために大きめのTシャツに太めのスウェットパンツ、そして足元はスニーカーといった『100%カジュアル』なコーディネートになりがち。
これが、大人がダンスの服装や衣装に『若作りしてるみたい』『子供っぽい』と感じる正体なんですね。
ちなみに海外には30歳以上なのにカジュアル感の強いコーディネートが似合うダンサーも沢山いますが、それは体格がたくましくて顔の彫りが深いから成立するんです。
日本人は西洋人と比べて手足が短く童顔のために彼らと同じコーディネートをするとどうしても大人がキッズダンサーの格好をしているように見えてしまいます。
では日本の成人男性はカッコいいダンサーコーデを諦めなければならないのか、というとそうではありません。
なぜなら外国人には外国人に似合ったダンスの服装があるように、日本人には日本人に似合ったダンスの服装があるからです!
大人っぽくカッコいいダンスの服装とは?
では日本人に似合ったダンスの服装をするにはどうしたらいいのか。
答えは超簡単。
カジュアル感が強過ぎて子供っぽく見えるならダンスの服装や衣装にドレス感をプラスすればいいだけ。
このドレス感のあるコーディネートこそ、日本人にあったダンスの服装なのです!
ただ「ドレス感をプラス」といってもスニーカーを革靴にしたりTシャツをブラウスにして踊る、というワケではありません。
ファッションアイテムを『カジュアル感の弱いアイテム』や『ドレス感を感じさせるアイテム』にするだけでいいんです。
それだけで大人っぽくカッコいいダンスの服装になります!
それでは各アイテムにおけるドレス感アップのポイントを解説していきましょう!
大人がダンスのTシャツを選ぶときのポイント
1番個性を表現しやすいのがTシャツですが、1番カジュアル感が出やすく子供っぽくなりやすいのもTシャツです。
ダンサーコーデにおいてTシャツはまさに『諸刃の剣』なので、くれぐれも冒険しないようにしましょう。
こちらの記事でもダンサーのTシャツの選び方について詳しく解説しているので参考にしてください!
ダンスにオススメなTシャツの色
基本はモノトーンベース。
色のあるTシャツを選ぶ場合はペールトーン(白っぽい色)やダークトーン(黒っぽい色)をチョイス。
カラフルなビビッドトーン(黄・緑・赤・青の原色や目に刺さるような強い色)はカジュアル感が強く子供っぽい印象になるため避けましょう。
ダンスにオススメなTシャツのサイズ
大き過ぎずややゆとりのあるサイズ。
サイズが大きくなるほどカジュアル感が強くなり、サイズがタイトになるほどカジュアル感が弱まります。
しかしタイトすぎると動きにくくなるので通常より1サイズアップ程度の大きさを選びましょう。
サイズの目安としては腕を下ろした時にソデが力こぶを隠す程度、スソはお尻の山が隠れる程度の大きさです。
それ以上にソデやスソが長いと子供っぽい印象になるので注意しましょう。
ダンスにオススメなTシャツのデザイン
シンプルなデザイン。
派手なデザインや柄を避けましょう。
全身の色数が増えるほどカジュアル感が強くなるため、カラフルなデザイン(特に原色で多色使い)がされてるTシャツを着るとそれだけで子供っぽくなってしまうのでコーディネートに慣れてない人は避けた方が無難です。
ダンスにオススメなTシャツ例
特にこだわりがなければUNIQLOやGUでも問題ありませんが、その際はくれぐれも奇抜なデザインや特殊な色を避けてください。
デザインや柄に抵抗があるけど無地は物足りない、なんて人には程よい存在感のある胸ポケTシャツがオススメ。
王道のチャンピオンのポケTならスケにくい厚手の生地で耐久性にも優れています。
ただしこの商品はUS製のためサイズは日本製より大きめなので注意してくださいね。
大人がダンスのパンツを選ぶときのポイント
ダンスはほとんどTシャツで踊るので上半身のカジュアル感を減らせてもドレス感を大きく出すことはできません。
もしドレス感を出したいなら下半身(パンツ・シューズ)で出すのが一番簡単です。
ドレス感のあるパンツなら大抵のTシャツとも相性抜群なので、大人ダンサーならば1本は持っておきましょう。
こちらの記事でもダンスに向いているパンツの選び方について解説しているので詳しく知りたい方は合わせて読んでくださいね。
ダンスにオススメなパンツの色
黒や濃紺の収縮色。
重い色(黒・濃紺など)のパンツを履くだけでコーディネートが引き締まり、全身のドレス感はかなりアップします。
ダンサーに人気のライトグレーのスウェットパンツですが、明るい色は膨張色で下半身が太く見えるうえに部屋着っぽいので大人なら避けましょう。
ただし同じライトグレーのスウェットでもジョガーパンツやスキニー、テーパードなどシルエットの細いモノは清潔感があるので例外です(知り合いのダンサーも履いていたけどオシャレでした)
迷彩柄のパンツはドレス感から程遠く大人っぽさとは無縁なので、ドレス感を出したいならやめましょう(迷彩柄は大人っぽいというよりも男っぽい、ですね)
ダンスにオススメなパンツの形
細めのシルエット。
スキニーやジョガー、テーパードなどタイトなシルエットでシンプルなものを選びましょう。
パンツが細ければ全体の印象がスマートに見えるのでドレス感がアップするし、逆にポケットやヒモなど余計な装飾が多いと足が太く見えてカジュアル感が強くなります。
特に男性はカーゴパンツ好きが多いですが、あれは大人になるほどコーディネートが難しくなるアイテムなので避けた方が無難。
スソの生地が余り過ぎて足首にダボ付きがあると短足に見えて野暮ったい印象になるので、大人ダンサーならスソが絞られているタイプがオススメです。
ダンスにオススメのパンツ例
ファストファッションや無名ブランドでもジョガーパンツやスキニーを販売していますが、やはり耐久性を考えると老舗のスポーツブランドが安心です。
このADIDASランニングパンツはスソが絞られているシンプルなデザインで余計な装飾もなくコーディネートしやすいのでオススメ。
太もも周りに余裕がある作りなので下半身が筋肉質な男性でも履きやすく踊りやすいのが特徴です。
さすがランニングパンツ。
大人がダンスのシューズを選ぶときのポイント
「全体の印象は末端で決まる」と言っても過言ではありま せん。
ダンサー(特にハウスダンサー)で一番目立つ末端はシューズ。
シューズがカジュアルライクなら子供っぽい印象に、ドレスライクなら大人っぽい印象になります。
ハウスダンスに特化したシューズ選びのポイントはこの記事にも詳しくまとめてあるので、大人ハウスダンサーは必ず読んでおきましょう!
ダンスにオススメなシューズの色
黒か白ベース。
シンプルなカラーのシューズほどカジュアル感は弱まります。
しかも黒シューズならタイトな黒パンツと合わせれば視覚効果で足が長く見えるので、個人的には黒がオススメ。
「シューズが黒の1色だと物足りない」という場合は靴底とブランドマークが白のものを選びましょう。
派手な色のシューズはカジュアル感が強くなるだけでなく足元に視線が集まり足が短くみえてしまうので注意してください。
シューズの形
シンプルなローカット
ボリュームのある形やカラフルなシューズを履くと足元が目立ち過ぎて子供っぽい印象になるのでシンプルなものを選びましょう。
シューズの形は大きく分けて『ハイカット』と『ローカット』の2種類ありますが、ハイカットはロングパンツと合わせると足首にダボ付きが出てドレス感が無くなるのでローカットをオススメします。
ちなみにツマ先が丸いシューズもカジュアル感(クロックスのサンダルをイメージするとわかりやすいでしょう)が強すぎるので避けましょう。
ダンスにオススメのシューズ例
カジュアル感が強過ぎず踊りやすいシューズはかなり少ないのですが、スタジオで踊るなら【VANS ファルケン】がイチオシです!
コーディネートしやすいだけでなく踊りやすく持ち運びも楽な最強のダンスシューズで、特にハウスダンサーから絶大な支持を得ています。
シューズに迷ったらとりあえずファルケンのブラックを選べば問題ありません!
(画像をクリックするとABCマート販売ページにジャンプします)
メンズ|あなたは大丈夫?ダンサーファッションが子供っぽく見える原因:まとめ
今回の記事の内容をもう一度振り返ってみましょう。
- ダンスの服装が子供っぽく見える原因
全体のコーディネートがカジュアル感強めでドレス感が弱いから子供っぽく見える。 - 大人っぽくカッコいいダンスの服装とは?
カジュアル感を減らしドレス感を高めると大人っぽくカッコいいダンサーコーデになる! - 大人がダンスのTシャツを選ぶポイントは?
モノトーンベースでシンプルなデザイン。サイズは通常より1サイズアップの大きさを選ぶ。
- 大人がダンスのパンツを選ぶポイントは?
余計な装飾がなく細めのシルエットで黒や濃紺の収縮色。
- 大人がダンスシューズを選ぶポイントは?
黒か白ベースのシンプルなローカット。
以上がダンスの服装・衣装にありがちな子供っぽさを解消し、カッコよく大人っぽいコーデにするポイントでした。
大人ダンサーはダンスの服装や衣装を選ぶときは、この『ドレス感』と『カジュアル感』のバランスを意識するようにしましょう!
それだけでダンスだけでなくルックスもグッと魅力的になりますよ!
それでは素敵なダンスライフを過ごしてくださいね!