ファッションで大前提になる清潔感。
ダンスでも清潔感のある服装をするだけで周囲からの印象が良くなり、簡単にダンスを上手く見せることができます。
ダンサーならば発表会やステージだけでなく、スタジオや練習時でも常に清潔感を意識した服装を心がけましょう。
今回はこの『清潔感』について詳しく解説していきます!
『清潔』と『清潔感』の違いは?
よく漠然と『清潔感が大事』と耳にしますが、『清潔』と『清潔感』はどう違うのでしょうか。
『清潔=事実』『清潔感=見た目』
『清潔』とは実際に清潔なこと、『清潔感』とは清潔な雰囲気のことです。
もっとわかりやすくイメージするなら『清潔=事実』で『清潔感=見た目』だと思って問題ありません。
そしてこの『見た目』は時として『事実』よりも周囲に対して影響力を持つ場合があります。
清潔感がないだけであなたのダンスが避けられる!?
人間は自分の遺伝子(子孫)を病気や感染症から守るため、無意識レベルで不潔な場所やモノを不快に感じて避ける習性があります。
そのためにダンスが上手くても見た目(服装)に清潔感がないと周囲からは本能的に避けられてしまうのです。
どんなに頑張っても、
努力しても、
スキルを上げても、
『服装に清潔感がない』というだけであなたのダンスは正しく評価されないかもしれない。
これってすごく怖いことだと思いませんか?
清潔感こそダンスを上手く見せる近道
逆に清潔感のある格好をしていれば印象が良くなるためダンスも上手く見えてきます。
これは身なりのキレイな詐欺師の発言は正しく聞こえてしまうのと同じで、人間は相手の服装にポジティブなイメージを持つとその後に受ける情報にも勝手にポジティブなイメージを持ってしまうからですね(ダンスが上手い・話が面白い・仕事ができる等)
つまり、ダンスを上手く見せたいならまず清潔感のある服装をするのが最も効率の良い手段ということ。
次は清潔感を出すうえで気を付けるポイントを解説していきます。
ダンスファッションポイント1:最低限の清潔感
これから紹介するのはダンサーに関係なく一般マナーとしての清潔感です。
これらを意識するだけでずいぶん清潔感が出ますが、逆に言えば1つでも欠けると急に清潔感がなくなるので常に注意をしましょうね!
髪を整えている
シャンプーだけでなく髪型もきちんと整えましょう。
ボサボサや寝グセはもちろん、手入れなく伸ばしっぱなしの長髪も清潔感がないように見えてしまうので気をつけてください(特に男性)
鼻毛が飛び出してない
ダンス中は鼻毛まで見えません。
しかし誰かが「ダンス上手いですね!」とあなたに話しかけようと接近した時、鼻毛が出ているだけでダンスの印象をかき消すほどのインパクトを放つので処理しておくと安心です。
これは僕も愛用しているエチケットカッター。7年以上愛用しているのに全く故障しません。
コンパクトで耐久性に優れたアイテムなのでオススメです。
眉毛が整えられている
眉毛は目に1番近いパーツなので眉毛次第で目の印象、さらには顔の印象まで大きく変わってきます。
手入れせずボーボーだと清潔感がなくなるためこまめに整えるのが理想ですが、自分で手入れする自信がない人(特に男性)は最初に美容室やサロンで眉毛カットをお願いしましょう。
ヒゲが整えられている(男性)
髪同様に手入れのない無精ヒゲには清潔感がありません。
毎朝ヒゲを綺麗に剃るか形を整えておきましょう。
歯を磨く
清潔感の象徴である白い歯。
ダンス中は気になりませんが、誰かと接近した時に歯に青のりなんか付いていると破壊力抜群になるので食後は歯を磨いておきましょう。
唇をケアする
唇の荒れは結構目立つうえに清潔感を損ねてしまいます。
特に乾燥してる時期は男性もリップクリームを使いケアしましょうね。
肌コンディションを整える
洗顔後はもちろん、男性ならば髭剃り後にも化粧水や保湿クリームを使い肌コンディションを整えておきましょう。
美肌効果が期待できるサプリメント『グルタミン』もオススメ。
仕事のストレスでも肌は大ダメージ(グルタミンの減少)を受けるので、忙しい男性にこそ飲んで欲しいサプリメントです。
こちらの記事のグルタミン効果をまとめたので参考にしてください。
メガネのレンズを拭く
本人は気づかないけど意外と目立つのがメガネのレンズ汚れ。
特にダンスやスポーツをすると指紋や汗、ほこりが付きまくって結構汚れてしまうのでダンス前後はきちんとケアしておきましょう。
ダンスファッションポイント2:服装での清潔感
それでは服装での清潔感の出し方です。
服装で清潔感を出すのに高級ブランド品や特別なアイテムを身につける必要はありません。
ここでは避けるべきウェアや注意点を紹介します。
これらのアイテムの使用をやめるだけで清潔感は簡単にアップするので参考にしてください!
使用感がありすぎるウェアは避けよう
色褪せていたり首回りが伸びているTシャツや毛玉だらけのパンツだとどうしてもダラシなく見えてしまいます。
ダンスする時はパキッとした色合いで形の崩れていないウェアを選びましょう。
汚れたシューズは避けよう
踊り易くて足に馴染んでいてもボロボロのシューズは履かないように。
あなたが『カッコいいダンス』や『オシャレなダンサー』を目指しているならシューズはキレイなモノを選んでください。
特に身体の先端にあるアイテムが汚れているとそこに視線が集中し「清潔感がない」という印象を与えてしまいます(サラリーマンの靴が汚いと印象が悪くなるのと同じ)
ライトグレーのブカブカスウェットパンツは避けよう
ダンサーでは定番のスウェットパンツですが、大人がオーバーサイズのスウェットパンツ、特にライトグレーのものを履くとどうしてもパジャマっぽくなってしまいます。
『不潔』とまではいきませんが『清潔』からは程遠いので避けたほうが無難ですね。
しかし同じグレーのスウェットパンツでもスキニーやジョガー、テーパードなどタイトめに作られたものは小洒落ていてむしろ爽やかさすら感じられるので、もしグレーのスウェットパンツを履きたいならサイズと形に注意して選びましょう。
ビンテージ加工は避けよう
最近は特殊な薬品やウォッシュで最初から色褪せやダメージを表現したビンテージ加工が若者達の間で流行りましたが、大人が着るとどうしても清潔感がなくなってしまいます。
特にビンテージ加工のウェアで汗だくになると不潔感が加速するのでダンス時での使用は避けましょう。
汗の目立つ色は避けよう
汗をかくこと自体は素晴らしいのですが、汗ジミが目立ちすぎるとどうしても見た目の印象が悪くなります。
特にライトグレー・ベージュのような明るい色のシャツは汗ジミが目立ちやすいので、汗をかきやすい人は汗ジミが目立ちにくい黒や白、濃紺のウェアを選びましょう。
タオルはキレイなモノを使おう
これはダンスインストラクターをしてから気がついたのですが、みんな結構タオルも見てるんですよね。
汗を拭くタオルもキレイなモノを使用しましょう(悪臭を放つのは当然NG)
シワに気をつけよう
どんなに素敵なウェアもシワが多いとダラシなく見えるので気をつけてください。
バッグにウェアをしまう時はきちんと畳んで持ち運びましょう。
ニオイに気をつけよう【重要!】
ダンスはどんな格好で踊っても基本的に周囲の迷惑にはなりませんが、『ニオイ』だけは周囲の迷惑になります。
どんなにオシャレでも、ダンスが上手くても、シャツが悪臭を放つだけで全てが台無しになるので最大限に注意してください。
またシャツの臭いを香水など他の香りでごまかすのも絶対にやめましょう。
臭いが混ざって余計にひどくなり、周囲の人たちの体調に影響を与える危険があります(特に香水はアルコールなど揮発成分を含むため、よりニオイがキツくなります)
周囲への迷惑だけでなく、あなたの評判を落とす危険性すらある(僕はこれが1番残念な事だと思っています)ので「臭うかな?」と少しでも思ったら絶対にそのシャツを着ないようにしてください。
知らないと損する!ダンスが上手く見える服装とは?:まとめ
ダンスを上手くみせるには清潔感のある服装が必須条件になります。
それでは清潔感についておさらいしましょう。
『清潔感』とは?
清潔そうな雰囲気(見た目)であり、周囲に好印象を与えるための大前提。
清潔感があればダンスは上手に見られ、逆に清潔感がなければどんな素敵なダンスも周囲から本能的に避けられ評価が下がってしまう。
最低限の清潔感とは?
ダンス関係なしに社会人のマナーである身だしなみを整えること。
これだけで清潔感が出るが1つでも欠けると清潔感が一気になくなるので注意が必要。
主に
- 髪を整える
- 鼻毛が飛び出してない
- 眉毛を整える
- ヒゲを剃る/整える
- 歯を磨く
- 唇の荒れを抑える
- 肌コンディションを保つ
- メガネを拭く
など。
ダンスの服装での清潔感とは?
ダンスウェア・ダンサーファッションをするうえで注意したい清潔感のポイントは
- 使用感がありすぎるウェアは避ける
- 汚れたシューズは避ける
- ライトグレーのブカブカスウェットパンツは避ける
- ビンテージ加工は避ける
- 汗の目立つ色は避ける
- タオルはキレイなモノを使う
- シワに気をつける
- ニオイに気をつける
が挙げられる。
意外とダンサーがやりがちなことばかりなので鏡の前ではこれらをしっかりチェックすること。
まとめ
以上のことを意識して清潔感のある服装を心がけるだけで簡単に印象が良くなりダンスを上手にみせることができます。
コーディネートする時は常に『清潔感』を最優先事項に設定しましょう!
最後に【全てのダンサーに向けて】
「ダンサーに重要なのは見た目じゃなくダンススキルだ」
そういう意見があるのも理解できるし、僕も若い頃はそう思っていました。
しかしあなたが1人きりで踊る場合(個人練習など)なら問題ありませんが、もしもショーやレッスン、クラブのようにダンスを誰かに見せたり周囲に人がいる状況でダンスするならばどんな格好で踊ろうとも『清潔感』だけは気をつけなければなりません。
なぜならプロ・アマ問わず周囲の人間を幸せにこそすれ、決して不快な思いをさせないのがダンサーだからです。
「清潔感は大前提」と僕がしつこく言うのも、清潔感に気を遣い身だしなみを整えるという姿勢にエンターティナーとして『自分を観てる人全員を幸せにする』というダンサーの心構えがあるからです。
ぜひダンススキルだけでなく『大人の清潔感』を纏った素敵なダンサーになってくださいね!
次回はダンサーコーデを大人っぽくする秘訣『ドレス感』について解説します!
最後まで読んでくださってありがとうございました!