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愛を語りたい。

ハウスダンスインストラクター万里の日記
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最近カメラ熱が再燃したためカメラ雑誌を読みまくってるんですが、その中で気になるコラムを見つけました。

内容はカメラ好きの作者が様々なカメラやレンズへの『愛』を語るだけ。

彼は専門家でもプロでないため、100%主観で偏見に満ちています。

専門用語も多く初心者が読んでも何のことか理解できません。

でも文章から作者の愛がヒシヒシと伝わり、読んでるうちに気がつくと僕もそのカメラやレンズを愛し始めているんです。

彼の愛が伝染したのでしょう。

コラムを読み終えてから

「作者の言っていたカメラってどんなのだろう」

『カメラのキタムラ 』の中古販売ページを見ながらふと思いました。

僕はそこまで愛を語れる『何か』を持っているのか、と。

自分が持っている物、使っている道具、集めているコレクション。モノだけでは無く、自分が選択した行動も。

なぜそれを選んだのか、なぜそれでなければならなかったのか。

それについて周囲の人間が引くくらいのカロリーで愛を語れるのか、と。

僕の友人たちはどうだろう、と思い返すと結構語れる人が多くて。

彼らが好きなことについて話している時の顔はキラキラしていて、何時間聴いていても飽きることはありませんでした。

そして彼らの愛が伝染した結果、僕はいつも「それ僕もやりたい…」と暗示にかかったように呟き新しい趣味を始めるのです。

きっと僕が多趣味なのは、僕の周りに『愛』を語れる人が多かったからかもしれません。

結局ね、人の心を動かすのは『愛』なんですよ。

物事のスペックやメリットを詳しく語っても人を感動させることなんて出来ません。もしそれで感動する人がいるとしたら、そいつは説明書やカタログ読んでも泣ける人間でしょう。

目を輝かせ、鼻息を荒くし、額にうっすら汗を滲ませて語ってこそ、それを聞いた(読んだ)人を感動させられるのです。

僕は選んだ選択肢の全てにおいて、主観と偏見にまみれた『愛』を語れる人間になりたい。

僕の話を聞いた人達も、僕と同じくらいそれを好きになってもらえるように。

僕の愛が一人でも多くの人たちに伝染するように。

そのためにも『価値』ではなく『魅力』を、そして『スペック』ではなく『愛』を語れる人間に、僕はなりたいのです。

「愛を語りたい…」

そう呟き、気がつくと

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