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ChatGPTに小説を書いてもらった結果……

ハウスダンスインストラクター万里の日記
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最近話題のChatGPT(チャットGPT)。

自然な日本語で文章を生成することができるチャットbotです。

小説も書けるとのウワサ。果たしてAIに人間が笑い、感動するような文章は書けるのでしょうか。

今回はAIに三つのリクエスト(お題)を出して実験してみました。

※文章を読みやすくするため、少しだけ僕が修正しています。でも、ほぼほぼ原文のままです。ChatGPTは文章能力が本当に高くて驚きました。

リクエスト①:『満員電車』『満月』『カブトムシ』で感動する小説を書いてください。

僕がテキトーに思いついた、何の関連もない三つの単語。

この言葉からスラスラと物語が思いつく人は少ないはず。

もしこれでストーリーが書けたらAIはかなり独創性が高い(もしくは独創性の高い作品づくりのキッカケになる)と言えるでしょう。

結果次第では、『独創性のある文章』とは『閃き』や『経験』など個人の能力に依存するものではなく、スマホさえあれば誰でも書ける時代になるのかもしれません。

ChatGPT
ChatGPT
『満員電車』『満月』『カブトムシ』を題材にした小説を書くことは難しいですが、これらのイメージを参考にして、感動する物語を書いてみます

さすがにリクエストが無茶振りだったようですね。

難しい、か。良かった、ちょっとホッとしました。

しかも人間の作家なら

「これで文章を書けだと!?ふざけんな!オレは一休さんじゃねぇんだぞ!」

と怒ってしまうところですが、AIはそれぞれのワードを元に短編小説を書いてくれるようです。

感情に左右されず即座に代替案を提案してくれる。このサバサバした感じがAIですよね。

それぞれをテーマにした小説は以下のようになりました。

ChatGPT
ChatGPT

『満員電車』

田中は、毎日満員電車に乗り込んで会社に通っていた。

押し合い、疲れ、ストレスが日常の一部だった。

ある日、彼は電車の中で素敵な女性に出会った。

美しい笑顔で田中を見つめる彼女。

彼は心を鷲掴みにされた。

彼女は電車が降りる駅に到着すると、すぐに去ってしまった。

田中は彼女にもう一度会いたいと思った。

だが、彼女に会えるチャンスはなかった。

しかしその経験は田中の毎日を変えることになった。

彼は今までになかったように、周りの人々に対して興味を持ち、人生を楽しむことを学んだ。

多少のご都合主義は感じるけど、ショートショートとしてはありそうな内容。

他人からすれば些細だけど、当人にしたら人生を良い方向に変えてくれる重要な出来事ってありますよね。

主人公に『田中』という一般的な苗字を使うことで読者が感情移入しやすくなっているんだけど、これも計算?だとしたらすごいよ。

ちなみに僕は「ストレスが日常の一部だった」の表現が気に入りました。

ChatGPT
ChatGPT

『満月』

満月の夜、男は女に会った。

女は長い髪を持ち、美しい笑顔をしていた。

女は男に満月を見ようと誘った。

男は女についていき、満月を見上げた。

そして、男は女との愛を誓った。

だが女は男のもとを去って行った。

男は女を追いかけたが、女はもう戻らなかった。

しかし男は女が彼に与えた愛を忘れなかった。

それから毎月、男は満月の夜には女を思って満月を見上げた。

うーん情緒的。

ラストの一行とか僕の好み。

中国文学の詩のようですよね。

満月と恋愛が結びつくなんて、AIもなかなかロマンチストなのかもしれません。やるじゃん。

ChatGPT
ChatGPT

『カブトムシ』

小学校の教室で、生徒たちはカブトムシを見ていた。

教師は、カブトムシについて話し始

いやそこで終わるんかい。めっちゃ気になるわ。

ChatGPT、たまに文章が途中で終わるんですけど、このタイミングはズルい。

カブトムシの秘密を話し始めようとした先生が突如巨大化したカブトムシに襲われたのかと思いました(デスゲーム)

今度は文章が書きやすいようにお題を一つに絞ってのリクエストです。

リクエスト②:『目の見えない少年』で小説を書いてください

人間の作家ならば『目が見えない』という不安や不満、そして恐怖がわかるので、それについて書く事が出来ます。

このリクエストでは、AIは人間が持つそれらの感情を理解しているのかをテストしました。

どのような文章になるのか楽しみですね。

ChatGPT
ChatGPT

『目の見えない少年』

彼は目の見えない少年だった。

彼は暗闇の中で生きていた。

だが、彼は夢を持っていた。

目が見えなくても他の人と同じように生きることができると信じていたのだ。

彼は、毎日のように盲導犬と一緒に街を歩いていた。

彼らはお互いに頼りあって生きていた。

だが、彼は独りで歩くことを夢見ていた。

ある日、彼は隣町に住む教師に出会った。

彼女は、彼が目が見えなくても学ぶことができると信じ、彼を教えることになった。

彼女は、彼に読み書き、音楽、絵画などを教えた。

彼は彼女の教えに感謝し、一生懸命に学んだ。

だが、彼はまだ独りで歩くことを夢見ていた。

そして彼は、独りで歩くことができるようになるために、自分自身を鍛え始めた。

毎日の歩行訓練を行い、音や匂い、風を使って周りを認識することを学んだ。

やがて彼は独りで歩くことができるようになった。

彼は自分自身を信じ、夢を叶えることができた。

彼は、目が見えなくても、他の人と同じように生きることができることを証明したのだ。

この結果にはかなり驚きました。

AIは目が見えない少年の不安や不満、恐怖を理解した上で『他の人と同じように生きたい』という『希望』まで表現しています。

読みながらヘレン・アダムズ・ケラー(ヘレンケラー)とアン・サリヴァン先生のエピソードを思い出しました。

今はまだ荒削りですが、近い将来にAIは人間の微妙な感情を理解するのかもしれませんね。

ただ、ストーリーとして成り立っていますが盲導犬はどうなったのでしょう。

少年と犬はお互いに頼り合って生きていたので、ラストは

「少年は夢を叶えたが、その代償にかけがえのない存在を失った」

みたいな展開になると期待したのですが。

気になったので続きをリクエストしました。

追加リクエスト:続きを書いてください

※ChatGPTは『続きを書いてください』とリクエストすると小説の続きを生成してくれます。

ChatGPT
ChatGPT

『目が見えない少年』の続き

少年は独りで歩くことができるようになったが、彼はまだ何かを求めていた。

彼は自分が愛する人に会いたかったのだ。

自分が愛する人に会うために、彼は自分自身をさらに鍛え始めた。

毎日、運動をするようになった。

毎日、音楽を聴くようになった。

毎日、絵画を描くようになった。

そしてついに彼は自分が愛する人に会った。

彼女は彼の目が見えなくても彼を愛していると言った。

彼女は彼の目が見えなくても彼を支えていると言った。

彼女は彼の目が見えなくても彼を信じていると言った。

彼は彼女の言葉を信じ、彼女と一緒に生きることを決意した。

彼は彼女が支えることで、さらに強くなっていった。

彼は彼女が信じることで、さらに輝いていった。

彼は目の見えない少年だった。

しかし夢を叶え、自分自身を超え、幸せな人生を送ることができた。

彼は、自分が愛する人と一緒に、満員電車や満月、カブトムシを楽しんで、幸せな人生を送ることができた。

いやここでリクエスト①の伏線回収かよ。しかもすげぇ雑。

AIなのに天丼(同じボケやギャグを繰り返して笑いをとるテクニック)するとかギャグセンス高すぎでしょ。

しかしここでは肝心の盲導犬が出て来ていません。

盲導犬のその後が気になったので、ラストは『盲導犬』で小説を書いてもらうことにしました。

リクエスト③:盲導犬で小説を書いてください

最後のリクエストではAIが人間と犬、いわゆる『異種間の絆』を理解しているのかをテストしています。

ChatGPT
ChatGPT

『盲導犬』

彼は目が見えなかった。

彼は毎日の暗闇に悩まされ、自分が生きていることが不安であったが、ある日そんな彼に命が与えられた。

それは、盲導犬の「シロ」だった。

シロは彼のガイドだった。

シロは彼のハンドルだった。

シロは彼の目だった。

シロは彼の心だった。

シロは、彼が生きるために必要だったすべてを持っていた。

彼らは、毎日一緒に歩いた。

彼らは、毎日一緒の音を聞くようになった。

彼らは、毎日一緒の感覚を感じるようになった。

彼らは、毎日一緒の生活を送るようになった。

だが、彼らはまだ遠くに行きたかった。

彼らはまだ多くを見たかった。

彼らはまだ多くを感じたかった。

彼らはまだ多くを知りたかった。

そして、彼らは旅をすることに決意した。

彼らは世界を旅し始めた。

彼らは多くを見た。

彼らは多くを感じた。

彼らは多くを知った。

彼らは満員電車や満月、カブトムシを楽しんだ。

どうやらリクエスト①の無茶振りを相当怒ってるようです。

リクエスト①〜③による実験結果

リクエスト①〜③の結果から、

ChatGPTのAIは割と根に持つタイプ

ということがわかりました。

近い将来、AIと口喧嘩する日がくるかもしれませんね。

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