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僕がどうしても伝えたいこと

ハウスダンスインストラクター万里の日記
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今日はあるレッスンでどうしても伝えたかった、だけどもどうしても伝えられなかった大切な話を、このブログを通して皆さんにお伝えしようと思います。

正直、僕の振り付けとかステップの解説なんて忘れてしまってもいいのでこれだけは覚えて帰って欲しいレベルです。

少し長くなりますが、とても重要な内容なのでお付き合いください。

✳︎

あの日も僕のレッスンはいつもと変わらない完成度の高いものでした。

あの悪夢のような事故が起こるまではーー

レッスンも終盤に差し掛かった頃、ステップのリズムを説明してる時に「これは手拍子で説明した方がわかりやすいんじゃないかな」と思い手を叩きながらの解説を始めたんです。

この時の振り付けは結構ハードで手の平にも汗をかくレベルだったのですが、そんな湿った状態で手を叩いていたら偶然オナラみたいな音が出たんですよ。

パンッパパンッバブゥッ!パパンッて感じで。

その時は何事も無かったかのように説明を続けましたが、もう僕の心臓バックバクでしたからね。

ほら、僕ってプロダンサーでインストラクターであると同時に、みんなのアイドル的な存在じゃないですか。

みんなの中の僕ってケガレないというか、純粋でキレイなイメージだと思うんですよね。

きっと食事とかも何かイイ匂いのするもの食べてて、ベッドはフワフワのヌイグルミに囲まれてて、トイレはもちろんオナラもしないキャラだと思われてるハズなんです。

そんな僕が(本当にしてないんですが)オナラなんてした日には、きっと福山雅治が結婚発表した時みたいな騒ぎになってスタジオにも嵐のようにクレームが入ると思うんですよね。

だから必死に冷静を装ってましたが、頭の中は「オナラしたと思われたんじゃないか」「誤魔化したと思われてるかも」なんて不安でいっぱいになり、みんなの顔を見ると真面目に聞いてくれていたのですが「『この先生オナラでビート刻んでリズムの説明するとかストンプ超えじゃねぇか』とか思われてたらどうしよう」と汗が止まりませんでした。

しかしここで「あれ?なんかオナラっぽい音が出ちゃいましたね〜アハハー」なんて言ったら確実に「万里さんオナラしたのに白々しい演技でウソくさいなぁ。オナラだけに」とか心の中で笑われそうだったので、僕の心を立て直す為にも一通り説明を終えてから休憩タイムをとりました。

結論から言うと、この決断は裏目に出ました。

休憩タイムはみんなお水を飲むんですが、その時に軽く雑談するんですよ。

その雑談の内容が「万里先生さっきオナラしたよね」的な内容だったらどうしよう、と僕の中の疑心暗鬼が更に大きく膨らんでしまったのです。

ーー正直、ショックでした。

僕と皆んなの間にはダンスレッスンを通じて家族と同じくらいの、いや、家族以上の信頼関係が生まれていたのに、こんな些細な事、たった一度のオナラみたいな手拍子をしたせいで皆んなを信じられなくなるなんて…

僕たちが築き上げた信頼関係はこんな事でヒビがはいっちゃダメなんだ!

そう思った僕はつい「言いたいことがあります!」と無意識に声をあげていました。

何事かと振り返った皆んなの顔を見た瞬間、急に冷静になってしまい「ここで正直に『さっきオナラっぽい音がしましたが、あれ手拍子ですから。手が汗で湿っていたので変な音が出たんです。僕はオナラしてません!』なんて言ったら逆に皆んな動揺してザワザワしてしまうんじゃないか」とか考えてしまったんです。

だけど皆んな僕の口から出る次の言葉を待っているし、いまさら「なんでもありません」なんて言えない僕は

「あの、最近は気温差が激しいのでレッスン後はお風呂に入って暖かくして風邪ひかないようにしてください」

とよくわからない注意喚起をしました。

結果、皆んな動揺してザワザワしてたんですけどね。

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久しぶりに長いブログになってしまいましたが、僕がどうしてもみんなに伝えたかった事は。

僕、絶対オナラなんてしてないからね!(顔を真っ赤にしながら)

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