先日、僕のYouTubeチャンネル『House Dance Dictionary』の登録者数が一万人を突破しました。
これも皆さんの応援のおかげです。
そこで日頃の感謝を込めて一万人記念企画をやろうと、友人兼プロデューサーのスパイラル先輩に相談してきました。
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「登録者数が一万人になりました!なにか特別企画のアイデアありますか!?」
「おめでとうございます!特別企画…ズバリ、原点回帰はどうでしょうか!」
ーーー彼の言葉を聞いた時、目からウロコが落ちました。
区切りだからといって特別な事をするのではなく、基本に立ち戻る。
さすがスパイラル先輩。まさに『初心忘るるべからず』ですよ。
こういう真摯な姿勢が視聴者には伝わるのですーーー
「なるほど!リズムや基礎ステップ特集ですか!?」
「いや、違いますね」
「え?」
「まずお風呂で巨大プリンを作ります」
「え?」
「続いてシュールストレミング開封」
「え?」
「最後はボイパでスーパーマリオやれば完璧です」
それバラエティ系ユーチューバーの原点じゃん。
つーかヒカキンの原点じゃん。
「それは本当に原点回帰なのでしょうか?」
「当然でしょう。ユーチューバーならみんな通る道ですからね」
いや一度も通ったことない道なんすけど。
「できればダンス関係で企画やりたいんですが…」
「そうですか。あ!真面目に考えてみたんですけど」
「最初から真面目に考えてくださいよ」
「でもコレは撮り溜めてないと難しいかなぁ…」
「聞いてる?…で、なんですか?」
「NG集、ですよ」
ーーー彼の言葉を聞いた時、目からウロコどころか小魚が溢れ出ました。
チャンネルで公開しているダンスはお手本のため常にノーミス、完璧な状態でアップしています。
しかし、それでは視聴者が
「どんなに練習しても万里さんのように軽やかに踊れない。自分には才能がないのかも…」
と自信喪失するやもしれません。
そこでNG集で失敗シーンを公開すれば
「万里さんだって最初からうまく踊れたわけじゃなかったのか!自分も練習すれば必ず踊れるようになるはず!」
と、視聴者に勇気と希望を与える事が出来るからです。
相手のために自分のミスをさらす。
これこそが特別企画にふさわしいアイデアじゃありませんかーーー
「それ、すっごく良いアイデアですよ!」
「でしょう!」
「ターンやジャンプのNGカットなら沢山あります!みんな苦戦する動きだから共感も得られるはずです!!」
「いや、違いますね」
「え?」
「まず高いところから落ちてタンカで運ばれるシーンです」
「え?」
「続いて電飾で感電しながら鉄棒を滑り降りるシーン」
「え?」
「最後は自転車に乗るもサドルがなくてお尻にパイプが刺さるシーンで完璧です」
それ衝撃映像系のNG集じゃん。
つーかジャッキー・チェンのNG集じゃん。
全然ダンス関係ないじゃん!
「それは本当にダンスのNG集なのでしょうか?」
「当然でしょう。これで視聴者は『あぁ、万里さんはスタントマン使わないんだな』と思うはずです」
いやスタントマンとか意味わからないんすけど。
「でもそれだと『ハウスダンス特化チャンネル』というコンセプトがブレて視聴者が離れませんかね」
「大丈夫!これでチャンネル登録した奴なら二万人突破記念のNG集が気になって必死に布教活動しますって!」
あー確かに。っていうか僕も気になるわ。
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あーでもないこーでもないと記念企画を考えてみましたが何も決まらなかったので、結局皆さんにはこのブログで感謝の気持ちを伝える事にしました。
こんな僕のYouTubeチャンネルを応援してくださり、本当にありがとうございます。
今後も真面目にダンスをレクチャーしていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
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