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バムとケロの絵本を読んでたら自分は普通じゃないかもって感じた話

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【2016年12月16日の日記】

さみぃ。
最近は体調崩していたので、時間があるときは散歩せずに室内で読書してました。

読んでいた本は【バムとケロの小型絵本ボックス】です。

『大人も楽しめる絵本だから!』と勧められたのですが、正直最初は『大人も楽しめる絵本てどんなよ?』と思いました。

あぁ、あれか。
感動して泣く系か。
可愛いイラストとのギャップ狙いか。

いやまて、それは【楽しめる】とは言わないぞ。
って事はなんだ?

そうか!
きっとゲームブックになってるんだな!

  • Aの宝箱を開ける→67ページへ。
  • Bの宝箱を開ける→34ページへ。
  • 無視して進む→7ページへ。

みたいな。

【にゃんたんのゲームブック】もすげぇ面白かったもんね。
小学校の学級文庫に必ずあったし。
なるほどね。

いやいや待てよ。
それは普通の大人も【楽しい】のか?
大人でゲームブックが楽しいのは僕だけじゃないのか。
て事は僕は【普通】じゃないのか。

なんだ新たな疑問が湧いてきたぞ。
まぁいいや(大人の対応)

しかし【大人も楽しめる】が全く想像がつかない。

そんなこんなでワクワクして読んでみたら超納得。

この絵本すごい楽しい!
つーか可愛い!!
なんだよこの絵本は!
こんなの読んでる方(大人)も聴いてる方(子供)もほっこりするのは当然じゃないか!

僕の時代の絵本は【こぐまちゃんシリーズ】か【ダルマちゃんシリーズ】しかなかったのに、今の子供は羨ましい!!!

ちなみに、このバムとケロの絵本の主要キャラクターは

料理上手で面倒見の良いバム(犬)。
いたずらっ子でお絵描きが好きなケロ(蛙)。
天体観測が趣味で、よく池で凍ってしまうカイちゃん(アヒル)。
今川焼きの帽子をかぶってるイマちゃん(犬)。
三本耳のうさぎ、オジギちゃん(うさぎ)。
そして僕が虜になったヤメピ(小さい犬)!!!

もうね。
メンバー個性が強すぎ。

特にヤメピがすげえ可愛いのよ。
喋らないし、表情ほとんど変わらないんだけどすげぇいい味出してるの。
作中に【ヤメピのすべて】という絵本が出てくるんだけどそれをヤメピ本人が真顔で読んでるの。

絵面がシュールすぎるだろ。
【ヤメピのすべて】の内容がすごい気になる。
スピンオフで発売されないかな。

気づいたらMAXで楽しんでました。
すげぇわ。
絵本読んでる間だけ子供に帰った感じ。
つーか絵本の世界の住人になったねあの時間。

完璧にファンになってしまった。

…ファン。

そうか。

【ファンを作る】って、とにかくいろんな業界で重要視されています。
っていうかほとんどの業種ではこれがカギですよね。

その為に商品に付加価値を付けたり、奇抜なアイデアを出したり、トリッキーな仕掛けを作ったり…とにかく色んな手を使ってファンを獲得しようとします。

でも、その為にどんどん物事が複雑になりすぎて受け手側に何にも伝わらなくなったりするんだよね。
ファンをつかむはずが、ファンを置いてっちゃうジレンマに陥ってしまう。
そしたらもうファンどころじゃなくなっちゃう。

ダンスに限らず、ファッションも音楽もエンターテインメント全般にも多いです。

だけど実際はもっともっとシンプルでいいんだ。
そして凝らなきゃいけないのは【メッセージの奇抜さ】ではなく【世界観の完成度】なんだね。

受け手をその世界に引き込んだら、もっと言えば、受け手をその世界の住人にできたならそれはもう紛れもない【ファン】担っているんだから。

そして何より重要なのは、やっぱり【シンプル】である事。
それこそ、子供が読める絵本レベルでね。

【シンプルで完成度の高い世界観】が、人々を魅了するんだ。
これに気づいた事は今後の僕の仕事に大きな影響を与えるだろう。

童心に帰ってからの普通に仕事の話ですよ。
テンションの振り幅が相変わらずですね。

大人が楽しむどころか、必要以上に絵本から学びました。
すげぇ。

やはり僕は普通じゃないかもって話でした。

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