今の話 PR

AIでイタい目を見た話。

ハウスダンスインストラクター万里の日記
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

最近話題の対話型AI 『Chat GPT』。

AIはとても便利ですが、時として人間に牙を向くこともあるので注意が必要です。

僕も先日AIでイタい目を見たばかり。

そこで今回は注意喚起を兼ねて僕の体験談をお話ししようと思います。

この記事で僕のような悲劇が一つでも減らせれば、と願います。

ーーー先週の水曜日。

「ねぇ、『子会社』と『現地法人』の違いってなに?」

友人のIさんに質問されました。

僕も漠然としか理解してないので上手く答えられません。

どう説明したらいいのか……そうだ!

「ちょっと待ってくださいね」

ポチポチポチ

「何してるの?」

「Chat GPTに聞いてみるんです」

「AIだっけ?」

「はい。あ、出ました。『子会社は母体企業が完全に支配しているのに対して、現地法人は母体企業があくまで出資しているだけで、現地の法律に従って独立した経営を行うことができる』だそうです」

「すご!もう自分でネット検索しなくていいじゃん!」

目を輝かせて感動するIさん。

「たしかに。近いうち『ググる』が死語になるかもしれませんね」

「使い方教えて!」

「いいですよ。でも、その前に注意点があります」

「注意点?」

「Chat GPTの回答は100%正解とは限りません。たまに『もっともらしいウソ』をつくんですよ。

だから回答を鵜呑みにしないでくださいね。

このリスクをきちんと理解し、真偽を見抜かないと大変なことになります」

Chat GPTの文章はウソでも理論的で説得力があるため僕も何度か騙されかけました(AIに騙す気はないんだろうけど)

「もっともらしいウソ?例えばどんな?」

うーん。こういうのは実際に見た方が理解しやすいのですが

『本当っぽく聞こえるのに明らかなウソ』

が返ってくる質問が咄嗟に思いつきません。

何かないかな……?

あ、あった!

「例えば、こんな質問をした時の回答です」

チャットに【プロダンサー『万里』について教えて】と入力。

僕のスマホを覗き込むIさん。

「これでウソの回答が出るの?」

「はい。これで僕の来歴やダンス経歴に『もっともらしいウソ』が混ざっていれば一発でわかります。だって僕のことだから」

「なるほどね」

きっと出身地やキャリア、もしかしたら性別まで間違えるかもしれない。

果たしてChat GPTはどう答えるのか……

僕らが画面を見つめていると、こんな答えが返ってきました。

Chat GPTに質問してみた

情報が不足しており?

ごめんね有名じゃなくて。

最初の一行からIさん大爆笑。

なんでこんな時に限って素直に謝るんだよ。いつもの『もっともらしいウソ』はどうした。

これじゃ僕が『自分を有名人だと勘違いしているイタいヤツ』みたいじゃないか。

「違うんです!普段ならこれでウソ回答するんですよ!」

「わかったわかった。まぁ、落ち込まないでよ」

落ち込んでねぇよ。

笑いを堪えながら励ますIさん。目が笑ってるけど。

その後、何度か同じ質問を繰り返しましたが回答は変わりませんでした。

その度に自分の無名っぷりを痛感しました。Iさん笑いっぱなしだし。なにこれ。

ーーー以上が僕の体験したAIの恐怖でした。

皆さんもAIの扱いには十分に気をつけてください。

アイツら、人間のプライドを容赦なくへし折ってきますからね。

こちらの記事もおすすめ!