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電車に乗っていたら壮大な物語に巻き込まれました

ハウスダンスインストラクター万里の日記
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先日、電車に乗っていた時のことでした。

1人の男性客が突然

「みなさんは私の事をご存知ですよね?」

と大声で話し出したんです(ちなみに男性はマスク着用していました)

危険を感じて車両を移ろうとする人もいたのですが、男性はその人達に向かって

「逃げるんですか!?あなたの顔は覚えましたからね!」

と叫ぶんですよ。

こんなのめちゃくちゃ怖いじゃないですか。

下手に動くと絡まれるので動けません。

車内の空気は一瞬で張り詰め、まるで『だるまさんがころんだ』のようでした。

「私を知ってますか?」
「私の顔、見たことあるでしょう?」

男性は座席に座っている乗客に聞きながら、ゆっくりとこちらへ歩いてきます。

みんなスマホをいじるフリして無視。どうやら反応しなければそれ以上は突っ込んでこないようです。

「あなたは、知ってるでしょう?」

ついに男性は僕の前に立ちました。

当然、僕もみんなと同じようにスマホをいじりながら全力で無視。

通り過ぎるかと思った次の瞬間、男性は小さな声で囁きました。

「…知らないフリをするって事は、私のこと相当知っていますね」

なんで俺の時だけそうなるんだよ!!

結局男性は自分語りを始めたんですけど、その内容が

  • 国の秘密機関で働いていた
  • 国家機密を知ってから追われている
  • 懸賞金4千万円がかけられている
  • これから真犯人を捕まえに行く

的な感じだったんですね。

想像以上に壮大な物語でちょっとワクワクしました。

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