最近、雑記が更新できていないんですが、その理由は『雑記に書けるような事件が起きてないから』もっと言えば『日常がオシャレ過ぎるから』なんですよね。
僕の日常をそのまま書くとただのオシャレコラムになってしまい、そのオシャレっぷりにブログ読者も
「あれ?いつのまにか『LEON』読んでたのかな?」
と勘違いする恐れがあるからです。
大都会を舞台に繰り広げられる、プロダンサーの派手なライフスタイル。僕の日常を読みたい人はゴマンといるでしょう。
こんなの書いたらイメージアップも確実ですよね。
でも僕は、ブログで届けたいモノがある。
それは自身のイメージアップよりも重要な事なんですわ。
僕がブログで届けたいのは『元気』です。
僕がトラブルに巻き込まれてボロボロに傷つき、それでも立ち上がる姿を見せて「あぁ、私も頑張ろう」とあなたを、この日本を元気づけたいんですよ。
そしてブログを読み終えた後、みんなが笑顔になってくれればこんなに嬉しい事はありません。
だからオシャレブログをアップすると、今まで積み上げてきた『面白くて元気になる。笑顔の素』という万里ブランドが崩れてしまうのです。
ーーーという内容をね、今日、友人に話したんですよ。
そしたら彼は
「万里は自分のブランドイメージをどう思ってるの」
と聞いてきたんです。
この質問には失望しましたね。
お前、俺とどれくらい一緒にいるんだ、と。
『お砂糖って甘いの?』と同じくらいの愚問じゃないか、と。
「俺のイメージは『面白くてカッコいい、ユーモア溢れるダンサー』だろ」
僕が自信をもって話し終えると、彼は静かに答えました。
「…違うな」
「え…?」
「万里は『かわいそうなイメージ』なんだよね」
「いや、トラブルに巻き込まれただけなら『かわいそう』だけど、そこから立ち上がる姿はカッコいいだろ」
「でも泣き寝入ってるからカッコよくないね」
突然の正論にグゥの音も出ませんでした。
「じゃあさ、俺の日常ブログを書いたらイメージアップするかな」
「イメージアップとか関係ないんでしょ」
「うるせぇ。守ろうとしてた『万里ブランド』が無かったんだ。派手でオシャレなイメージでいくしかねぇだろ。プロダンサーはイメージ商売なんだよ」
「じゃあ、最近何してたの?」
「最近は『コララインとボタンの魔女』のDVD見てから怖くて夜眠れなくなってた。あとプロテインの飲み比べしてたらお腹を下した」
「なにそれー!」
楽しそうに笑う彼の笑顔をみて「(あぁ、元気を与えられてよかったなぁ)」と嬉しくなりました。
「万里、やっぱりかわいそうじゃねぇか!」
グゥの音も出ませんでしたね。