今の話

横浜イベントレッスンで20年間悩んでいた問題が解決しました【ダンスコラム】

ハウスダンスインストラクター万里の日記

12月22日、メガロス横浜店にて年内最後のイベントレッスン『スパルタ・ダンス塾!!』が開催され、大雨にものなか30名近くのマニアな人達が集まり大盛況で無事終了しました!

本当にありがとうございます!

イベント名の通り、かなりハードな振り付けを連続で踊り通したにも関わらず参加者の皆さんはヘトヘトにならず最後まで綺麗に踊りきることができました。

イベント終了後にみんなから「楽しかった!」とか「大収穫だった」といったありがたい意見を沢山いただいたのですが、今回のイベントで1番楽しかったのは僕だったし大きな収穫を得たのも間違いなく僕でしたからね。

こんなことを書くとみなさん「楽しかったのはわかるけど『大きな収穫』って何のことよ」と気になると思うのですが、今回のイベントで得た収穫で特に大きかったのは僕が長年モヤモヤしていた疑問の答えでした。

そう、僕が長年悩んでいた「『上手い』とは?」の答えが少し解ったのです。

『上手い』ってなんだろう

僕は今まで(というか今でも)多くの人達から「どうしたら上手くなれますか」という相談をよく受けてきました。

でも一言に『上手い』と言ってもイメージが漠然すぎるじゃないですか。

だからその相談を受けるたびに「あなたの思う『上手い』ってどういう状態なの?」と質問し、多くの場合みんなが「長い振りが覚えられるようになる」「難しいステップが踊れるようになる」と答えてくれるので僕は『長い振りを覚えるコツ』や『難しいステップの踊り方』を教えてきました。

しかし教えながら内心ではいつも「これは『上手くなる』とは違うんじゃないかな」と思っていたんです。

だって長い振りを踊っているのに観ていて「上手くないな」と感じる人っているじゃないですか。

難しいステップを踊っているのに観ていて「上手くないな」と感じる人もいるじゃないですか。

という事は「『長い振りを覚えて複雑なステップが踊れるようになる』は決して『上手くなる』とイコールにはならない」と言えるじゃないですか。

「じゃぁ万里の言う『上手い』の定義ってなんなんだよ」と聞かれそうなんですが、僕も『上手い』の概念が感覚的なモノになっていてその質問にハッキリと言語化して答える事は出来ませんでした。

しかし僕の仕事は人からお金を頂いて芸を教えることで、そして芸を覚えたい人のほとんどは『上手くなる』を目標に練習するにも関わらず、その目標である『上手い』を明確な言葉にして伝えられないなんてプロ失格じゃないですか。

だからそのモヤモヤがインストラクターを始めてから20年間、ノドの奥に刺さった魚のホネみたいにずっと気になっていたのです。

12月22日のイベントレッスンまでは。

イベントレッスンの振りを作っていた時は「みんな踊れるだろうけど相当疲れるかもしれないな」と予想していましたが、実際にレッスンしてみたらみんな踊れてるしそんな疲れてもいない』という結果になりました。

そして、みんなが余裕で踊る姿を見て『上手い』の意味が少し解った気がしたのです。

『上手い』の正体

今回のイベントレッスンで踊っているみんなを見て

「『上手い』の正体とは知識や技術を増やす事ではなく、増やした後に余計な贅肉を削ぎ落とした『本質の完成度を高めた状態』なのかもしれないな」

と思いました。

つまり『上手い』の正体とは『本質の完成度の高さ』なのです。

だってみんな『無駄な力』や『余計なワザとらしいアクション』をしていなかったんですよ。

だからハードな振り付けを10回以上連続で踊ってもヘトヘトにならなかったのでしょう。

そして、そんなみんなの無駄のない動きを見ながら僕は心から「本当に上手くなったなぁ」と感心しました。

(ただここで注意して欲しいのですが、別に僕は上手くないダンサーやパフォーマーを否定しているわけではありません。

なぜなら『上手い』『上手くない』といったことのみが芸の到達点とは限らないからです。

ダンスに限らず全ての芸が目指すべき最終的な到達点とは、芸を習得する過程で人生にも通じる様々なことを学習し、技術面だけでなく人間性も共に高めて全てにおいてより魅力的に成長することだと僕は考えています。

だから『まだ上手くない』にも関わらず魅力的なダンサーやパフォーマーは沢山いるのです)

今回のイベントレッスンを終えて

長年僕を悩ませていた「『上手い』とは?」の答えの手がかりを掴んだのが、今回のイベントレッスンでの大きな収穫の1つでした。

これは僕が今まで獲得してきたコンテスト優勝やテレビ出演よりもずっと価値のあるもので、きっと僕の今後の人生に大きな影響を与えるでしょう。

つまり僕もこのレッスンを通して芸事における最終的な到達点に一歩近づいたのです。

僕1人では20年かけても答えが出なかったのに、みんなと一緒に踊ったことで割とあっさり緒(いとぐち)が見つかりました。

やっぱりダンスって1人で踊っても楽しいけど、みんなで踊った方がもっと楽しいし新たな発見や収穫が沢山ありますね。

その収穫の感謝も含め、改めてお礼を言わせてください。

今回イベントに参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

これからもみんなで楽しくダンスして一緒に上手くなっていきましょうね!

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