僕、実は皆さんに謝らなければいけないことがあるのでこのブログを通して謝罪をしようと思います。
なぜ謝罪をすることになったのかを理解してもらうために、まず僕が先日遭遇した衝撃的な事件のお話をしなければなりません。
ーーあれはレッスンの移動時間にカレーそばを食べに行った時のことでした。
そば屋で食券を買いカウンターに置き「ネギ抜きで」と注文すると男性店員さんは「はい！『カレーそばネギ抜き』かしこまりました！」と元気よく返事をしてくれました。
ここで補足しますけど、ネギを食べると口が臭くなってしまうので僕のような近距離で相手と会話する職業は『ネギ抜き』を注文するんですよね。
こんな事を書くと「おいおい、ネギくらい自分でのけろよ」と思われそうですが、自分でネギを取るとそのネギって棄てられるしかないじゃないですか。
例え数グラムのネギですがそれも立派なフードロスじゃないですか。
だから先に『ネギ抜き』を注文すればネギのフードロスを抑える事が出来るんですよ。
つまり僕の『ネギ抜き』という行為は『未来のためのネギ抜き』と言っても過言ではありません。
「これは１つのそば屋にとったら小さなネギ抜きだが、人類にとっては大きなネギ抜きである」と感慨にふけりながら待っていると「カレーそばのお客様お待たせしましたー！」と呼ばれました。
取りに行くとカレーの上に思い切りネギが乗ってるんですね。
全然ネギ抜きかしこまってないんですよ。
もしかしたら別の人が注文したカレーそばかと思い「僕、ネギ抜きでお願いしたんですけどコレですかね？」と聞くと「あ！すみません！作り直します！！」と返ってきました。
「いや、自分で取るんで大丈夫ですよ」と言ったのですが「作り直します！すぐ出来ますんで！」と相手も譲ってくれません。
しばらくやり取りをしたのですが、僕の後ろにも人が並びはじめてきたので「お手数かけてすみません、ではお願いします」と、店員さんのご厚意に甘えることにしました。
（あぁ。ネギのフードロスを無くそうしたら結果的に大きなフードロスを生んでしまったなぁ）と反省しながら蕎麦湯を飲んでいたら先ほどの店員さんが小走りで僕の席まで来て
「すみません、今そばを茹でているので3分ほど待ってください」
と申し訳なさそうに言うんです。
「すぐ出来るんじゃなかったんかい」
とノドまで出かかったのですが、店員さんも悪いと思ってるしそんなセリフ言ってもすぐ茹で上がるワケでも無いし、そもそも3分なんてあっという間だったので「大丈夫ですよー」と答えました。
結果的には5分以上待つことになったのですが、カウンターから「カレーそばのお客様ー！大変お待たせしました！！」と呼ばれたので受け取りに行ったんですけど、やはりネギが載っていたんですよ。
「だから俺ネギ抜きって言ったじゃん！」
と今度こそノドから出かかったっていうか実際に「だかっ…」まで言ってしまったんですが、ここで再び作り直されてはフードもタイムも大きくロスしてしまうのでなんとか言葉を飲み込み、無言でテーブルまでカレーそば（ネギ有り）を運んで
「まぁ彼もテンパっていたんだ。もしくは最後にネギを載せる行為がルーティン化してて無意識でやってしまってるんだ」
と自分を納得させながらネギを取り除きました。
一通りネギをのけ、いよいよそばを食べようとお箸で麺を持ち上げたらウドンだったんですよ。
もう一度言いますね。
ウドンだったんですよ。
ウ
ド
ン
だ
っ
た
ん
で
す
よ
。
俺はネギ抜きのカレーそばが食べたいの！
俺の注文『カレー』の部分しか合ってないじゃん！！
ーーということで皆さんに謝らなければならないのですが、僕は前回の雑記で『12月こそダンサーらしいオシャレなブログを執筆する』と宣言したじゃないですか。
あの記事で多くの読者や生徒さんが期待していたと思うんですけど、どうやら年内は無理っぽいです。
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