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赤ちゃんからお菓子をいただきました

ハウスダンスインストラクター万里の日記
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僕はよく生徒さんや会員さんからお菓子を頂くのですが、ついに見知らぬ赤ちゃんからもお菓子を頂くようになったのでその時のお話をしようと思います。

先日、電車に乗っていたら一台のベビーカーを押した女性二人(母親とお祖母さん)が僕の目の前の座席に座ったんですよ。

ベビーカーの赤ちゃんは僕を見つめながらお菓子を食べていて、その光景を「カワイイなぁ」と思いながらボーッと見ていたんですけど、なんと僕に食べかけのお菓子を差し出してきたんです(ちなみにこの時母親たちは話に夢中で赤ちゃんと僕のやりとりに気がついていません)

こんな展開は予想もしてなかったのでどうして良いか解らず、とりあえず「僕がリアクションしなくてもすぐに諦めるだろう」とアルカイックスマイルで赤ちゃんを見つめ続けていました。

しかし赤ちゃんは「取れよ。早く取れって!」と言わんばかりにお菓子を差し出し続け、しまいには泣き始めたんですね。

このままだと僕がちょっかい出して泣かせたと誤解されそうだし、赤ちゃんにとっても『自分の好意が大人に無視された』という経験はこれからの長い人生に良くない影響を与えるだろうと思い、おしゃべりしていた母親に「すみません、あれ貰っていいですか?」と赤ちゃんの持ったお菓子を指差して聞いてみたんです。

結論から言うとめっちゃ不審者扱いされました。

久々に超至近距離で二度見されましたからね。

落ち着いてみたら、泣いてる我が子のお菓子指差しながら「あれ貰っていいですか」とアルカイックスマイルで聞いてくるヒゲ面中年男性がいたら恐怖以外の何でもありませんよね。

親として、というか一般的に考えて母親のリアクションは至極当然だったと思います。

しかしこのままじゃ鉄道警察のお世話になるのはほぼ確実だったので、慌てて「いや、あの、赤ちゃんがお菓子を僕にくれようとしてるんですけど、受け取っても大丈夫ですか?」と訂正すると「あぁあ!すみません!この子って気に入った人にすぐお菓子をあげたがるんです」と状況を察してくれました。

そして母親は「こっちをお兄さんにあげましょうね」と新しいお菓子を赤ちゃんに渡し、僕は赤ちゃんからお菓子を受け取ったのです。

僕がお菓子を受け取った瞬間、赤ちゃんの顔がパァアアッと笑顔なったのがすごく印象的でした。

「赤ちゃんは僕のこと気に入ってくれたのか…」と嬉しさと気恥ずかしさが入り混じった変な感じでニマニマしてしまい、それこそあの時の僕は赤ちゃんと同じ笑顔になってたと思います。

そして「初見で僕の魅力に気がつくなんて見る目のある子じゃないか。それとも僕の持つオーラが赤ん坊でも本能的に感じ取れるレベルまで成長したのかもしれないな」と、2020年はいよいよ万里の年になることを確信しました。

そんなこんなで赤ちゃんと向かい合い、二人で同じような顔してお菓子を食べていたんですけど、僕らを見ながらお祖母さんが「そういえばこの子、街で犬を見かける度にお菓子あげてるわよね」と思い出したように母親に話していました。

どうやら僕の魅力とかオーラなんて関係なく、赤ちゃんにとったら僕は犬に対する感じと同じで餌付けだったみたいです。

万里の年はまだまだ先だな、と確信しました。

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