今回は運動と健康の大敵、「むくみ」について解説していきます。
むくみは代謝の低下や体調不良、怪我の原因になるだけでなく慢性的な場合は病気の可能性もあります。
もし、あなた自身だけでなく友人や家族など親しい人、大切な人が慢性的なむくみで悩んでいたら気をつけてください。
それではこの記事を参考に、むくみの原因と解消法を理解して健康的な身体を手に入れましょう!!
「むくみ」って何?
むくみ(浮腫)とは、血液の循環が悪くなり身体の中(皮膚の下)に余計な水分や老廃物が溜まっている状態。
むくみに「だるさ」「重さ」「痛み」などを伴う場合は初期段階で生活習慣の改善など対処を行うことが必要になります。
特に立ったままや座ったままの姿勢が長時間続くと脚がむくみやすくなりますよね。
しかし慢性的なむくみの場合、原因はそれだけではありません。
慢性的なむくみの原因は大きく分けて3つ
- 脚の筋力低下/運動不足
- 運動のしすぎ
- 病気
です。
それではそれぞれを詳しく説明していきます。
むくみの原因1:脚の筋力低下/運動不足
脚の筋力が低下すると心臓まで血液を戻す働きが弱くなり足がむくみやすくなります。
また運動不足になると代謝が落ちてむくみやすい体質になってしまいます。
解消法:脚の筋力低下/運動不足の場合
階段の上り下りやウォーキングなど、日頃から意識的に身体を動かす習慣をつけて血液循環を良くし、老廃物を溜め込まないようにしましょう!
むくみの原因2:運動のしすぎ
適度な運動はむくみ対策になりますが、過度な運動は筋肉に乳酸が溜まり、かえってむくみの原因になります。
乳酸は筋肉を硬くし血液循環を悪くするので老廃物を溜め込んでしまうからです。
また脚をたくさん使うスポーツやダンスをハードに行うと脚の筋肉が疲労して心臓まで血液を上手く送り返せなくなり下半身がむくみやすくなります。
解消法:運動のしすぎの場合
運動後にストレッチや体操、老廃物を流すためのマッサージなどを行いましょう!
また、運動中の水分不足によるむくみはこの記事で解消法を説明しています。
ヒールで脚がむくむのは?
ヒールを履き続けていると脚がむくむのは、ふくらはぎの筋肉が緊張し続けているためにうまく血液を心臓に送り返せなくなっているからです。
この場合もストレッチやマッサージでむくみを解消することができます。
原因3:病気【要注意!!】
慢性的なむくみは病気によって引き起こされる場合があります。
心配な人は一度病院で診てもらいましょう。
むくみを引き起こす代表的な病気は
- 心不全(心臓の血液循環機能が低下)
- 肝不全(不要な水分や老廃物を尿として排出できない)
- 下肢静脈瘤(下半身に水分がたまりやすくなる)
- 深部静脈血栓症(長時間同じ姿勢で静脈内に血栓ができる)
- 子宮筋腫(腹腔内の主要により血管が圧迫される)
- 栄養失調(血管が水分吸収できない)
- ネフローゼ症候群(肝臓からアルブミンが漏れる)
- 肝硬変(アルブミンの生産低下)
- 膠原病(リウマチ関連疾患)
- 甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモンの分泌量低下)
などが挙げられます。
解消法:病気が原因の場合
長時間の座りっぱなしや立ちっぱなしでむくんだ場合はさほど心配いりませんが、むくみが引かない場合や痛みや熱を持つ場合は早めに受診してください!
特に片足だけがむくんでる場合(局所性浮腫)はより早めの受診をおすすめします。
参考サイト
まとめ:慢性的なむくみの放置は超危険!
慢性的なむくみは病気や身体異常のサインかもしれません。
適切な診断、処置をしなければ手遅れになるケースもあるので慢性的にむくむ場合や身体の不調を伴う場合は放置せずに医療機関で受診をしてください。
また病気でなくても、むくみは放っておくとセルライト(脂肪)になり、血管やリンパを圧迫してさらなる血行不良、むくみ、ひえを引き起こすので早めの対処と予防が重要となります。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
この記事がお役に立ったらぜひシェアをお願いします!