最近、新しいマイブームがあるんですよ。
ちょっと説明が難しいので、まずこの写真を見て欲しいのですが、
いま左手がこんな状態でして。
こんな目立つサポーターしているから、皆さんに「大丈夫?」と聞かれまくってます(僕は大丈夫です。心配ばかりかけて本当ごめんなさい)
そもそも事の経緯は二週間前。
ここ一ヶ月ほど左手親指の付け根が猛烈に痛かったので病院に行ったら『母指CM関節症』と診断されました(母指CM関節症とは親指の第一関節の軟骨がすり減る変形性関節症の一つ。男性の場合は手の使いすぎや怪我が主な原因)
レントゲンで見ると僕の親指第一関節の軟骨はほとんど無く亜脱臼している状態。あまりにも骨がズレていたので笑ってしまいました。
「これ以上悪化しないように第一関節を固定しましょう」
先生は僕の左手にサポーターを巻きながら言いました。
「どのくらいの期間(サポーターを)するんですか?」
「ずっとですよ。自然完治する疾患では無いので」
「一生、ですか?」
「えぇ」
「僕、ダンスしていて床に手を着くんですけど……」
「これ以上指に負担をかけたら取り返しのつかないことになりますよ。今より悪化したら確実に手術ですからね」
厳しめの口調で答える先生。僕の手はそんな深刻な状態なのか。
「そうです……よね」
「もうアクロバット出来ないのか」「タイピングや動画編集がやりにくそう」「不便になるな」色んな事を考えながら巻かれたサポーターを見つめていると先生が言いました。
「心配しないでも大丈夫」
さっきとは違う優しい声。
あぁ。この先生は患者が何を考えているのかわかるのだろう。何か解決策でもあるのか、と先生の顔を見つめました。
「サポーター、似合ってますから」
何が「大丈夫」だったの?
別にサポーターが似合ってるか心配になってたワケじゃないからね。
『サポーターが似合う』なんて言われたの人生初だわ。そう思い改めてサポーター見るとあら不思議。
サポーターがカッコいいんですよ。
「似合い……ますかね」
左手を首に置いたり、ポケットにいれてみたり、シャツの襟を直してみたり…
壁の全身鏡の前で何度もポーズをとって聞くと、先生は小さく頷いて答えました。
「えぇ、とっても」
なんか大丈夫な気がしてきました。
「他の色はありますか?」
「今あるのは黒だけです」
「サイズはどうですか」
「コレはジャストでつけるのがオススメですね」
「わかりました。これ下さい!」
いま書き起こして思ったんですが、これ完全に洋服屋での会話ですよね。
そんなこんなで現在は痛みも減り、日常生活にもなんとか慣れてきました(硬いビンの蓋を開けるのは苦労するけど)
あれ?今回なんの話だっけ。
そうそう、最近のマイブームです。
今ではAmazonでオシャレなサポーターを探すのがマイブームなんですよ。