冷蔵庫に名前をつけました【僕と冷蔵庫①】

午前三時。
自宅でパソコン作業していたら突然「ダラララララッッ!」と爆音が響いたんです。
工事現場の音かと思いました。
深夜なのに大変だな、と。
そしてかなり近い場所だな、と。
でも、近いというかどう考えても自宅内から聞こえるんですよ。正確にはキッチンから。
爆音の原因は冷蔵庫でした。
工事現場がまさかの我が家。
深夜なのに大変。
冷蔵庫って、家電の中でもトップクラスで静かなタイプじゃないの?こんなヘリのプロペラみたいな音が出るの?冷蔵庫が離陸するかと思いましたよ。
ネットで原因を調べると、どうやら回転するファンに大きくなった霜が当たっている音らしい。
己の強力な冷凍力ゆえに、自分が傷つく。
……なんて健気な子なのでしょうか。
そこまでして我が家の食材を冷やしてくれていたなんて。
今まで無言で働いてくれていた冷蔵庫が急に愛しくなり、ギュッと抱きしめてみました。
まるで「風の谷のナウシカ」でナウシカが王蟲の子供を抱きしめるシーンのように。
「怒らないで。怖がらなくていいの。私は敵じゃないわ」
そう呟くと、爆音が少しだけ低くなりました。
心が……通じた!?
このままだと冷蔵庫から黄色い触手が伸びて僕を包み込み、金色の野に降り立つことになっちゃう。青き衣をまとわなきゃ。
どうやら僕の眠気もピークみたい(AM 3:30)
あと、爆音のトーンが低くなっただけで音量はそのままでした(未解決)
まぁ、そんなこんなで。
冷蔵庫のヤツ、 今でも一時間に一分間くらい急に爆音出しながら元気にはしゃいでいます。
僕には冷蔵庫に 「冷蔵子」と名前をつけて、爆音の度に
「冷蔵子、静かにしなさい」
と声をかけることしかできません(未解決)
今まで大人しかった子供が反抗期になり部屋でデスメタルを大音量でかけてる家の親って、こんな感じなのかなぁ。
そんなことぼんやり考えていると、またキッチンから「ダラララララッッ!」と爆音。
「冷蔵子、静かにしなさい」
声をかけると、また少しだけトーンが低くなって。
なんか意思疎通ができてるような気がするし、家族が増えたみたいに賑やかだから「これはこれで良いのかな」なんて思ったりして。
全然、良くはないんだけども。















