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よつばのクローバーと黒猫。

ハウスダンスインストラクター万里の日記
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今日、知り合いの飼っている猫が亡くなりました。

滑らかな毛艶で大きな目。ステキな名前のキレイな黒猫。

お昼過ぎに寝床のマットを替えて、10分ほど目を離したら眠るように旅立ったそうです。

猫はキレイ好きなので、きっと

「あぁ、やっぱりキレイなマットは気持ちいいなぁ」

と思いながら旅立ったのでしょう。

目を離した間に旅立ったのは気を使ってくれたからだと思います。

飼い主が悲しむのわかっていたから。

愛情をたくさん注いでもらった猫って、なんでもお見通しなんです。

めちゃくちゃ飼い主想いの黒猫なんですよ。

ーーーここからは、その知り合いに向けて書きます。

美味しいものを沢山たべて、気持ちの良い場所で眠れて、何より優しいご主人と一緒に過ごせた。

猫にとってこんなに幸せな人生はありません。

なんて頭では理解しているけど、やはり別れは悲しいですよね。

ずっと抱きしめていたいですよね。

ずっと撫でていたいですよね。

悲しくて当然です。

たくさん愛情を注いだから、たくさん悲しいのです。

あの子はあなたの愛情はもちろん、

食事や介護の苦労も、
通院させるか悩んだ葛藤も、
いつか来る別れに怯えた不安も、
そして今の深い深い悲しみも、

すべて理解しています。

猫って本当になんでもお見通しなんです。

大好きな人のことなら特にね。

安心してください。

あの子は再びあなたのところに帰ってきます。

これ、僕が信じている伝説なんですけど

『ペット達は満足して天国に行くと、何度でも生まれ変わって飼い主のもとに来る』

という話があるんです。

これは気休めでもなんでもなく、僕は本気で信じています。

ほら、猫ってエサくれる人を覚えるじゃないですか。

それと同じで

「この人との生活めっちゃ楽しかったー!おかわりー!」

って感じで絶対に帰ってくるんですって。

その時は毛皮を着替えてるかもしれません。

性別だって違うかもしれない。

でも必ず「ただいま」って帰ってくるんですって。

ステキな話じゃないですか。

だからそのステキな話を信じて、今は思う存分に泣いて、悲しんで、偲んで下さい。

いっぱい名前を呼んであげて下さい。

いっぱい思い出を話して、いっぱいお礼言って下さい。

あの子は絶対に聞いてますから。

きっと天国の猫集会で

「私ってこんなに愛されてたんだよ!」

「美味しいご飯もたくさん食べたんだ!」

「何度も可愛いってほめてくれて、たくさん撫でてもらった!」

「あとね、すごくすごくステキな名前をつけてもらったの!」

と他の猫達に自慢しているに違いありません。

そしてすぐにでも、あなたの元に帰る準備をするはずです。

毛皮をえらんで、毛繕いして、耳をピンと立てて、尻尾を少しくねらせて、あなたの好きな声で鳴けるように発声練習をして…

今は悲しくて仕方ありませんが、その悲しみは永遠には続きません。

あの子に再び逢えるまでの、ほんの少しの間だけです。

それまでどうか、この悲しみを乗り越えてください。

涙を我慢する必要はありません。

ただ、身体と心に無理をなさらないでください。

よつばちゃんのご冥福を、そして再び一緒になれることを、心よりお祈りしています。

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