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カラスとお姫様。あとプラス思考

ハウスダンスインストラクター万里の日記
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ストレスがたまりやすい自粛生活。

その中でメンタルの健康を保つために1番重要なのは『プラス思考』である事です。

人間は長期間のストレスに晒されると『マイナス思考(不安)』に引き寄せられる傾向にあり、それがさらにストレスを産み出す→マイナス思考→ストレス→マイナス思考…と負のスパイラルを生み出してしまうからです。

今日お伝えするお話はプラス思考の重要性について。

このブログを参考に、みなさんも負のスパイラルを回避してください。

ーーあれは今日のお昼過ぎのことでした。

最近、ウチのマンション前にある電柱にカラス達が止まって鳴きまくるんですよ。

普段なら「ウルサイな」「不吉だな」「お前らも外出を控えろよ」とストレスに感じていたんですが、ここでプラス思考に切り替えてみました。

彼らは僕を慰めに来たんだ

と。

「万里さん何言ってるの?」と理解できない人は、子供の心を忘れていますね。

本当、時間(とき)の流れとは残酷です。

そんな寂しい大人たちにむけて説明すると、

おとぎ話でお姫様が部屋に閉じ込められていると、森の動物達が集まって歌や踊りでお姫様を慰めるシーンがあるじゃないですか。

それと同じで『外のカラス達は僕を慰めるために集まり、歌っているんだ』と考えたのです。

しかも

自分は囚われのお姫様だ

と思い込むことで、よりプラス思考を強めることに成功しました。

すると不思議な事に、あれだけ不快だったカラスの鳴き声が気にならなくなる、いや、むしろあの「カァ、カァ、カァ」というリズミカルな鳴き声に心地良さすら感じられたんです。

ーー正直、このプラス思考による効果には自分でも驚きました。

不快な出来事も考え方次第でプラスに転換できる。これはすべての事象が常に『良い』『悪い』のどちらも備えた多面性を持っているからです。

確かに、出来事により引き起こされた結果は1つだけ。

だけどその結果の捉え方は1つとは限りません。

それを『幸』と見るか『不幸』と見るか。その視点はいつも当事者である我々に委ねられているんです。

「これを誰にでもわかりやすく発表すれば、長引く自粛生活の救世主となるかもしれない…」

そう確信した僕は興奮し、

部屋の窓を開けてカラス達に声をかけました。

(かの有名な科学者、アルキメデスも入浴中に『アルキメデスの原理』を見つけて「ヘウレーカ!」と叫びながら裸で市中を走り回ったと聞きます。僕の行動もそれと同じですね)

「素敵な歌声だね!どこから来たの?」

「…」

「あ、枝を咥えているって事は巣作りの最中なんだね。忙しいのに本当にありがとう!」

「…」

「枝を咥えたままだと話せないかw」

なんて一方的に話しかけてたんです。

何も知らない人間が見たらただのヤバいヤツですが、僕の脳内では白雪姫が「うふふ鳥さん♪」とか言いながら小鳥と歌うシーンみたいに変換されていました。

ふと向かいのマンションに目をやると、ベランダから小さい子供とそのご両親が心配そうな顔で僕を見ていて、僕と目が合った瞬間に部屋へ戻っていきました。

まぁ仕方ありませんよね。

だってあの家族、何も知らない人間じゃないですか。

てことは、僕はただのヤバいヤツじゃないですか。

急いで窓を締めてカーテンを引き、

「あの家族が『向かいのマンションに不審者がいます』なんて通報してたらどうしよう。完全に我を忘れていた。つーか自分をお姫様だと思い込んだのはただの妄想じゃないか。プラス思考と現実逃避を完全に履き違えてた」

なんて頭を抱えながら部屋の中をウロウロしてました。

しかし、1時間経ってもインターホンや電話は鳴りません。

少しづつ冷静さを取り戻した僕は

「警察に通報されなくて良かった」

と胸を撫で下ろし

「今日はなんて素晴らしい日なんだ」

と幸福な気分に包まれました。

これもプラス思考のなせるワザですよね。

外から聞こえてくるカラス鳴き声は相変わらず不快でした。

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