ダンサーにとって踊ってる最中に靴紐がほどける事ほど煩わしい事はありません。
レッスンやクラブはもちろんショーケース本番中に靴紐がほどけたら気になって仕方ないし、そのまま気づかず踊り続けて靴紐を踏んだりしたら転倒して怪我の原因にもなります。
今回はそんな煩わしさと怪我のリスクを最小限に抑えるため、超簡単なのにほどけない靴紐の結び方『ベルルッティ結び』を動画を交えて紹介します。
僕もダンサー仲間から教えてもらったんですが本当にほどけにくくて感動しました。
この結び方を『通称:ダンサー結び』と呼ばれるレベルまで布教してやろうと思っているので「なんでか靴紐ほどけるんだよなぁ」と悩んでる人はぜひ参考にしてください!
ベルルッティ結びとは?
フランスの高級紳士靴ブランド『Berluti(ベルルッティ)』が採用している結び方。
元々は革靴やビジネスシューズに使用されていた結び方ですが、結びやすくてほどけにくいということで最近は登山家やランナーの間でも人気が出てきました。
ベルルッティ結びのメリット
ではベルルッティ結びのメリットを解説します。
先に結論をまとめると本当にダンサーにとって良い事づくしの結び方です。
ほどけにくい
革製の靴紐でもほどけにくいように考案されたのがベルルッティ結び。
そのためスニーカーなどのコットン製の靴紐で行うとよりほどけにくくなります。
それなのにほどく時は通常の蝶々結び同様に靴紐の両サイドを引っ張るだけで簡単にほどけるので本当にすごいですよね。
見た目がスマート
元々は高級革靴に採用されていた結び方なので、靴のシルエットを邪魔しないスマートな結び目になります。
そのためコンバースオールスターやバンズのオールドスクール、アディダススタンスミスなどシンプルなローテクスニーカーと相性抜群です。
長い靴紐を短くすることが出来る
ベルルッティ結びは靴紐の長さを使うため余った分を短く処理することができます。
これで靴紐を踏む危険性がグンと減りますね。
ベルルッティ結びのやり方動画
それではベルルッティ結びのやり方を紹介します。
いろいろな動画がありますがこれが一番わかりやすかったレクチャー動画でした(これは革靴の革紐で結んでいますがスニーカーのコットン紐で行っても問題ありません)
この動画を参考に一緒に手持ちのスニーカーで練習してみてください。
ベルルッティ結びの注意点
完全無欠のベルルッティ結びですが注意点が一つだけあります。
それは靴紐が短いと上手く結べなくなること。
ベルルッティ結びは靴紐の長さを使うためメリットに『長い靴紐を短くすることが出来る』と書きましたが、逆に靴紐が短いと上手く結べなくなる、というか結べません。
なので靴紐の長さにある程度余裕があるか確認してから結びましょうね。
全ダンスにおすすめ!ほどけない靴紐の結び方『ベルルッティ結び』:まとめ
以上が超簡単なのにほどけにくい『ベルルッティ結び』のメリットとやり方動画、そして注意点でした。
たったこれだけで靴紐がほどける煩わしさから開放され、怪我のリスクもグンと減るんです。
特に発表会やショーケース本番で重宝する結び方なので、是非チームメイトや仲間にも教えてあげて下さい。
ーーある日のダンスレッスン前。あなたはダンス仲間と何気ない会話をしています。
「なんでか靴紐ほどけるんだよなぁ。ほどけない靴紐の結び方って知ってる?」
「あ、知ってる。こうやるんだよ!」
「すごいじゃんコレ!なんていう結び方なの?」
「えーとね、たしかベル…ベルラ…..『通称:ダンサー結び』だよ!」
「なるほどねー!」
こんな感じで布教活動よろしくおねがいします!