ハウスダンス ピポットスピンのコツを動画でわかりやすく説明します。
ピポットスピンの動画とやり方
- ステップ①:右足を上げる
- ステップ②:右足を下ろすと同時に左足をカカト軸に外へ回す
- ステップ③:左足をツマ先軸に外へ回す
- ステップ④:右ツマ先重心で背伸びをするように軸を作る
- ステップ⑤:右ツマ先と左カカトを近づけて回す
- ステップ⑥:脚を開いて着地
ピポットスピンの説明
僕が持ってる回転系で1番ウケが良いのがこのピポットスピン。
ハウスダンサーでは僕くらいしか使ってる人を見た事がありません。
それもそのはず。
ハウスダンスのスピンはバレェやジャズダンスから派生したものが多いのですが、このピポットスピンはヒップホップから生まれた動きだからです。
たった1回転なのに、その独特の動きや回る直前のフットワークからとても高度なテクニックに見えますが、今まで紹介した
・ロータス
・フローティング
・ピポットグルーヴ
のコツを総動員させれば意外とスムース回れるので是非とも挑戦してほしい動きです。
ピポットスピンの注意点
このピポットスピンの注意点は3つ。
注意点⑴軸をつくる
とにかく回転系では軸が命となります。
ほんの少しでも軸に歪みがあると回転出来ないので、最初は回らなくても良いから軸を作る事に専念しましょう。
特に上半身が猫背になっていたり首が前に出ていると、回れないどころか転倒の恐れも出てくるので身体を起こす事を強く意識しましょう。
注意点⑵ツマ先とカカトを近づける
フィギアスケートなどで腕を伸ばすとゆっくり回り、腕をたたむと早く回るのを見た事があると思います。
回転半径が大きいとゆっくり回り、逆に回転半径が小さいと早く回るのです。
物理学でいうところの【角運動量保存則】と言うヤツですね(摩擦は考えず)
それと同じで、このスピンも右ツマ先と左カカトを近づけて脚を閉じる事で回転半径を小さくし、一瞬で回りきります。
当然、この時に腕が開いていてはせっかく脚をたたんでも意味が無いので、上半身も出来るだけコンパクトな形にしておきましょう。
注意点⑶左ツマ先は外を向ける
これは注意点⑴⑵のような早く綺麗に回るコツ、というよりも見た目のこだわりのようなものですね。
回転方向にツマ先が向いているとなんとも不思議な動きに見えます。
この注意点⑶はステップオタクな人だけ意識して練習してください。
気づいてくれる人は少ないだろうけど、僕はそんなあなたを心から応援しています(同類)
ピポットスピン:まとめ
まだメジャーでは無い動きなので、マスターすれば周りのダンサーと差をつける事ができます。
このスピンはかなりハウスミュージックと相性が良く回りやすいので、『ハウスダンサー特有の回り方』と言われるくらいにハウスカルチャーに定着してくれると嬉しいですね。