みんな捨てゼリフって吐いた、もしくは吐かれたことある?
『覚えてろよ!』みたいな感じのヤツ。
映画やドラマの中だけのセリフだよなーって思ってたんだけど、先日生まれて初めて捨てゼリフを吐かれました。
そして結果的に僕も人生初の捨てゼリフを吐きました。
近いうち、この出来事にケリをつける予定なので決意表明を兼ねてブログに書きます。
まぁ聞いてください。
こないだ実家で大河をブラッシングをしててさ。
大河めちゃくちゃ気持ち良さそうなの。
まさに【The・なすがまま】って感じ。
ブラッシングをしながら、相手ががどこをどうして欲しいのか、力加減まで明確に解る。
それこそ『あー今確実に僕たち心が通じ合ってるわ』って確信するレベルでした。
みんなご存知のように僕はダンス界のムツゴロウさん的な位置にいる人間なので、動物、特にネコに対しての扱い方、そしてサービスがもうトップクラスなワケなんですよ。
長年にわたり研究を重ねた結果、僕のサービス精神は滝沢クリステルもびっくりするくらいのOMOTENASIっぷりになりました。
大河もきっと近所のネコ達の集会で『ウチのご主人のホスピタリティがヤバい』とか話してるはずなんです。
そんな僕の最高のブラッシング(OMOTENASI)に満足したのか、大河はスックと立ち上がりました。
そして部屋を出る瞬間、こちらに振り返り『シャーーーーーッ!!!』と威嚇してから出て行きました。
待て。
待て待て待て。
何その捨てゼリフ。
つーかブラッシングめっちゃ気持ち良さそうだったじゃん。
あれナニ?
僕に気を遣っていたの?
もしかして我慢してた?
我慢してたならなんで部屋を出るまで我慢できなかった?
なんで『ガツンと言わなきゃ気が済まない』みたいになっちゃったの?
なんなの?
部屋でボー然としていたら今度は父が部屋に入ってきて『大河がリビングに来て独り言のようにずっと唸ってるんだけどあれナニ?』だって。
なにそれそんなに?
怒りが収まらないレベルなの?
こっちが知りてぇよ。
そもそもネコってそんな人間ぽい生き物だったっけって言うか僕そんなウザかったの?
割と今後のインストラクター業に支障をきたすほどショックなんだけど。
しかしその時、僕の頭の中に声が聞こえてきました。
『相手が望むものを提供してこそのサービスであり、自分が与えたいものをただ相手に押し付けるではエゴでしかないのだよ』
と。
大河…もしかしてこの事を僕に伝えたくてワザと怒ったフリを…!?
急いでリビングに向かい、イスの上で寝ている大河に『大河、ありがとう。わかったんだ。僕…』と頭を撫でようとしたら
噛まれました。
去年は死にそうなくらい衰弱してたのにそんな事を微塵も感じさせないくらい力強く噛まれました。
あんなに心配して泣きそうになりながら、いや、泣きながら看病してた僕になんのためらいもなく指と指の間の柔らかい部分にキバをたててきました。
完璧にムツゴロウさん状態です。
あいつ【怒ったフリ】じゃなくて【ガチ怒り】だったうえにまだ怒りが収まってないみたい。
僕も『なんなんだよ!みてろよ!!』つって部屋を出ました。
興奮していて何が『みてろよ』なのかよくわかりませんが。
人生初の捨てゼリフが自分の飼いネコだなんて。
そんなこんなで。
近いうち、もう一度実家に行って白黒つけてやろうと思っています。
きちんとケリつけてやる。
CIAOちゅ〜る持って。
えぇ。
謝罪ですよ。